=2008=
-5月-
若草幼稚園の園児さんが今年もお隣の大牟田市より来館されました(荒尾展)

荒尾市(熊本県)のお隣りの大牟田市(福岡県)から、今年も地域を代表する名門幼稚園として名高い「若草幼稚園」(加藤ヤ子園長・安元大介理事長)の園児さん42名さまが、園長先生と理事長先生の引率で来館して下さいました。
もうすっかり恒例の行事にして頂いていますが、いつも驚かされるのがその礼儀の正しさです。お話を聞く姿勢、作品を観る姿勢ともに素晴らしく、小さなお子様達とは思えないほどです。また、単に大人しいだけではなく、作品鑑賞後に集まって感想発表をしたい人を募ってみると、みんなとても元気よくこぞって手をあげてくれるのです。物事に真剣に向き合おうとするその姿勢には本当に感心させられます。
今年来場された園児さん達も先輩達同様やはりとても真面目で、鑑賞前のお話の時も食い入るように、じっと館長の顔を見つめてくれていました。
じっくりと大きな絵や小さな絵、写真のような絵など沢山の絵を鑑賞した後は感想発表会でしたが、予想通り今年もみなさんさても元気に手をあげて思い思いの作品の好きな所を楽しそうに発表してくれました。
それぞれ個性溢れる感想でその豊かな感性にも驚かされました。まさに幼稚園での日頃のご教育の賜物でしょう。園長先生、理事長先生の真摯な教育への情熱が見事に昇華していると感じました。また来年お会いするのを楽しみに
しています。(5/29)
八幡小学校で講演会と絵画贈呈式、川島館長の美術授業も!(荒尾展)

◇荒尾市への9点目の寄贈作品となった海老原昭治画伯の「弾むときめき」(F20号)の掲額先となる「荒尾市立八幡小学校」で、川島 博、動く美術館館長の特別講演会と絵画の贈呈式が行われ、さらに会の終了後には学校側のたってのご希望により、特別に同校内で川島博館長による実際の美術の授業が行われました。


◇講演会は八幡小の体育館に全校生徒を集
めて「大きな夢を持て」という演題で行われました。当日は福岡熊本地区親美会より安元副会長も駆けつけて下さり、高尾光男校長先生の挨拶で開会しました。珍しい事にこちらの高尾校長先生は、以前他の学校の校長先生を務めておられた時にも「動く美術館」から作品の寄贈を受けられており、今回で二度目の寄贈を経験されることになったのです。

◇川島館長から高尾校長に目録が贈呈され、生徒代表お二人と川島館長の手により、花
とバイオリンやぬいぐるみが極彩色で明るく賑やかに描かれた今回の寄贈作品が披露されると、「うわぁー!!きれい!!」と生徒の皆さんから思わず大きな声があがり、みんな驚きと共にとても喜んでくれた様子でした。
◇続いて川島館長から作品の解説があり、その後、講演会が行われましたが「この作品は皆さんの財産です。絵の前でお友達同士で夢を語り合い、いつまでも学び舎と古里を忘れないで下さいね」とのお話にも真剣に耳を傾けてくれていました。講演の終了後には生徒代表から心のこもった御礼の言葉も頂きました。
◇講演会の終了後、今度は川島館長による六年生への美術の授業が行われました。荒尾市では昨年も川島館長が第一小学校に出向いて、学校の正規授業として教室内で指導を行いましたが、実はこれは動く美術館の創立来、全国でも初めての事でした。全校生徒を一堂に集めての講演会は数え切れ
ないほど行ってきた川島館長ですが、過密スケジュールのため学校に出向いての小人数の学級単位の授業等は全てお断りしてきたのでした。

◇昨年、荒尾の第一小学校の生徒さん達のたっての希望により、校長先生から長時間にわたる熱心な御依頼があり、これを意気に感じた館長が承諾し特別に実現したのでした。その後も全てお断りしてきましたが、同じ市内の小学校なので公平にと今回も特別に受諾し、全国での二例目がこの八幡小学校での特別授業だったのです。
◇前回は画材を使用した実技指導を行いましたが、今回はお話を重点的に聴きたいというご希望により、川島館長は一個のカボチャを手に絵画を描く時のコツなどをわかり易く話しました。美術評論家による異例の、そしてたいへん熱のこもった特別授業ということで、生徒の皆さんもはじめは少し緊張気味でしたが、最後までしっかりとお話に集中して聴いてくれました。授業の最後には生徒代表から素敵な花束の贈呈もあり、川島館長も感激していました。非常にまじめな生徒さんたちで校内の雰囲気もとても良く笑顔が印象的でした。大変意義深い一日になったと思います。(5/28)
緑ヶ丘小学校(荒尾市)の生徒さん135名が授業振替でご来館されました(荒尾展)
◇荒尾市立 緑ヶ丘小学校の五年生と六年生、総勢で135名の皆さんが動く美術館・荒尾展の会場に授業振替で来館され、約二時間にわたり展示作品の鑑賞と川島博館長の講義を受けられました。一度に135名の団体鑑賞ですから、会場は生徒さんで一杯になりましたが、みなさん非常に真面目で初めに行われた川島館長の鑑賞前の講話を聴く時も、会場内は水を打ったように静かで、キラキラとした真剣な眼差しがとても印象的でした。
また高学年だけあって作品鑑賞時も勉強の目的意識をしっかりと自覚されているようで、何かをつかもうと頑張っている様子がはっきりと見て取れました。

◇作品鑑賞後には恒例の感想発表も行われ、個性的な感想や意見、質問などが次々と述べられ、川島館長もその姿勢に感激して一人づつ丁寧に応答、それぞれの発表に対して、内容と感性を高く評価、美に親しみんもらおうと熱く語り続けていました。
次代を担う子供たちには、このような機会を活かして、ぜひとも美しいものを見て素直に感動する心、人やすべてのもの、故郷や自然を大切にしていく心をより大きく育んで頂きたいと願ってやみません。
◇また、これだけの大人数の子供たちを引率された緑ヶ丘小学校の先生達にも深い敬意を表します。言い方は悪いかもしれませんが、現在の大変窮屈な?スケジュールの年間学習カリキュラムの中で、学校を出て二時間以上にわたる突然の課外授業を実行なされることは、実際大変なご心労があると思われますが、子供たちの将来を本当に大切に考えておられるからこそ出来得た事だと思います。
私達も可能な限りご協力いたしますので、ぜひこれからも子供たちのために頑張って頂きたいと思います。 (5/27)
「お母様の勉強会」今年も大好評の若草幼稚園・ミセスカレッジ(荒尾展)
◇毎年、恒例となりました「若草幼稚園」(大牟田市)の園児のお母様への特別教養講座「ミセスカレッジ」が今回も動く美術館・荒尾展の会場内で開かれ多くの熱心なお母様にご参加頂きました。まず安元大介理事長先生から開会のご挨拶を頂き講座は始まりましたが、川島博、動く美術館館長の美を通じての教育論、人生論など多岐にわたる講話に真剣に聞き入っておられるお母様方の真摯な表情から、子供たちの幸せを願うおこころがひしひしと伝わってくるようで、今回も大変熱のこもった教養講座になったと思います。
講話の終了後には代表の方から花束贈呈と丁重なご挨拶を頂き、また直接何人もの方から「とても意義深い勉強会でした」と感動のお言葉を頂戴しました。(5/23)
第9回荒尾展(あらおシティモール)盛大なセレモニーで開幕(荒尾展)
◇第9回動く美術館・荒尾展が5月18日、今年も「あらおシティモール」を会場に開幕。大勢のギャラリーの見守る中、こどもたち5名を含み、総勢16名様によるテープカット式や荒尾市への絵画贈呈式、こどもたちによる少林寺拳法の演武などのアトラクションなどの盛大なオープニングセレモニーが行われました。
◇セレモニーでは、まず福岡・熊本地区動く美術館親美会副会長の安元大介さまより大賀茂幸・同親美会会長《潟_ルマックス会長》に代わって、主催者挨拶を頂き、次に動く美術館の川島博館長が挨拶。続いて絵画贈呈式へと移り、荒尾市へ通算9点目の寄贈作品となる海老原昭治画伯特別制作の20号の大作油彩絵画「弾むときめき」が川島博館長と海老原昭治画伯の両者より「荒尾市」に贈られ目録が手渡されました。
◇荒尾市長さまより丁重なる謝辞(代読)を頂戴した後、いよいよテープカット式。毎年欠かさずご出席頂いている荒尾市長の前畑淳治さまは、この日は残念ながら公用でご欠席でしたが、荒尾展を長年ご後援頂いている近郊の南関町長・上田数吉さま、長洲町長・橋本孝明さまをはじめ行政関係、文化関係、マスコミなど地域を代表するご有識者、そして八幡小学校の児童代表や若草幼稚園の園児代表も含め総勢で16名の皆さまにテープカットを挙行して頂き、今年も大変大掛かりな開会の式典となりました。
◇例年のことながら、正に地域をあげて本展の開幕を祝し、盛会をお祈りして頂き、ご参加頂きました皆様、並びに本展をご招聘頂きました主催者である「福岡熊本地区・動く美術館親美会」の皆様の温かいご支援に、心より御礼申し上げます。          (5/18)
◇このあと恒例のスペシャルアトラクションとして「荒尾市少林寺拳法連盟」の子供たちによる少林寺拳法の演武を会場内でご披露頂きましたが、その真剣なまなざしと可愛らしさに大勢のギャラリーも拍手喝采。最後に動く美術館の川島館長夫妻に若草幼稚園(大牟田市)の園児さんらと少林寺拳法連盟の子供たちから素敵な花束の贈呈があり、川島館長も大喜びでした。
セレモニーが終了し一般開場されると、入場待ちをしておられたお客様が堰を切ったように流れ込み、場内はほぼ満員状態に。毎年この展覧会を楽しみして下さっているファンの方が今年も初日から大勢駆けつけて下さり、スタッフ一同、感激のオープニングを迎えることができました。(5/18)
これまでの荒尾展、並びに近郊での動く美術館のチャリティ実績をご紹介します(荒尾展)
  ◇◆荒 尾 展◆◇
寄贈年 作 家 作 品 名 号数 寄 贈 先 掲 額 先
@2000(H12) 海老原 昭治  華 の 夢 20F 荒尾市 荒尾第4中学校
A2001(H13) 海老原 昭治  夏 の 詩 20F 荒尾市 荒尾第2中学校
B2002(H14) 海老原 昭治  楽しい思い出 20F 荒尾市 荒尾第3中学校
C2002(H14) 海老原 昭治  古都紅白喜寿の梅 20F 有明新報社 ※創刊35周年記念
D2003(H15) 海老原 昭治  緑映える花の想い出 20F 荒尾市 平井小学校
E2004(H16) 海老原 昭治  希   望 20F 南関町 南関中学校
F2005(H17) 海老原 昭治  集う花の喜び 20F 荒尾市 緑ヶ丘小学校
G2005(H17) 海老原 昭治  花とリズム 20F 三加和町 三加和中学校
H2006(H18) 海老原 昭治  楽しいときめき 20F 荒尾市 荒尾中央小学校
I2006(H18) 海老原 昭治  色彩のメロディー 20F 長洲町 長洲中学校
J2007(H19) 海老原 昭治  夢拓く花のささやき 20F 荒尾市 第一小学校
  《今回の寄贈作品》
K2008 (H20) 海老原 昭治  弾むときめき 20F 荒尾市 八幡小学校
  ◇◆大 牟 田 展◆◇
寄贈年 作 家 作 品 名 号数 寄 贈 先 掲 額 先
@1980(S55) 境   保博  二 人 の 女 100F 大牟田市 −−−−−
A1989(H 1) 海老原 昭治  山 村 雪 景 30F 有明新報社 −−−−−
B1990(H 2) 境   保博  婦 人 像 100F 大牟田市 −−−−−
C1992(H 4) 海老原 昭治  京 の 梅 30F 大牟田松屋 −−−−−
D1997(H 9) 海老原 昭治  春  麗 30F 大牟田市 大牟田中学校
E1997(H 9) 海老原 昭治  盛  夏 30F 荒尾市 荒尾第1中学校
  《※現金寄金分》
★大牟田市に市民会館建設寄金、文化会館建設助成金など、のべ390万円寄付。 (S54年〜H1年)
★大牟田文化連盟に活動助成金として、のべ320万円寄付。(S56年〜H9年)
  ◇◆久 留 米 展◆◇
寄贈年 作 家 作 品 名 号数 寄 贈 先 掲 額 先
@1998(H10) 海老原 昭治  盛  夏 20F 久留米市 −−−−−
A1999(H11) 海老原 昭治  夏の彩り 20F 久留米市 −−−−−
荒尾市へ9点目の寄贈作品、掲額先は八幡小学校に決定!(荒尾展)
動く美術館の川島 博館長と海老原昭治画伯の両者より荒尾市へ9点目となる寄贈作品の掲額先が、このほど「荒尾市立八幡小学校」に決定いたしました。海老原昭治画伯が子供たちのためにと特別制作された本作品ですが、未定であったタイトルも「弾むときめき」に決定。今回の荒尾展終了後に学校に掲額されることになっています。(5/10)
第9回荒尾展、今年も荒尾市に大作絵画の寄贈決定!(荒尾展)
5月18日より開催予定の「動く美術館・第9回荒尾展」で、今年も「荒尾市」に海老原昭治画伯特別制作の大作絵画が寄贈されることになりました。本作品は荒尾市への9点目の寄贈作品となりますが、今回も市内のいずれかの学校に掲額される予定です。(5/1)
洋画家・日洋会委員 海老原 昭治画伯・特別制作作品

  「題名未定」(直筆油彩画/F20号/麻布・豪華額装共)
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