=2006=
-5月-
■大分市遊歩公園に川島館長らが寄贈した朝倉文夫の彫刻『姉妹』(大分展)
◇昭和58年4月、当時の大分市長、佐藤益美さまの発案で大分県庁と市役所のすぐそばを道路に沿って細長く伸びた公園、「遊歩公園」の入口に優れた彫刻を設置し、市民の心の安らぎの場としたいという計画が立てられ、寄付を募って地元出身の彫塑の巨匠、朝倉文夫の彫刻「姉妹」を大分市が購入しました。あまり知られていませんが、その寄付者七人の内の一人として、わたしども動く美術館の川島館長の名もその像の後ろに記されています。
 
 今回の大分展開催の折に久しぶりにこの名作の女性像と対面した川島館長。「本当にいいものはいくら時が経っても輝きを失わないね。」と小雨の降る中を感無量の様子で作品との対話を楽しんでおられました。どうぞ皆様も大分においでの節は、観光のついでにこの作品を鑑賞されてはいかがでしょうか?(5/27)
第10回大分展(大分文化会館)、好評裡に閉幕。(大分展)


日程調整がうまくいかず、私どもとしては大変ハードなスケジュールでの展観となりました大分展ですが、過去に9回開催致しましたので、古くからのファンの皆様が、連日駆けつけて下さり、熱心に作品を鑑賞して下さいました。


ここ大分でもMさまやFさまをはじめ、何人ものファンの方々からたくさんのお差し入れを頂戴致しました。お袋の味や、珍しい銘菓、美しい花々など、本当にありがとうございました。連日にわたる皆様の温かいお心に一同感激で一杯でした。心より感謝申し上げます。



実は3年前に開催した時の会場(パークプレイス/イオン)は大分市の郊外に位置するため駐車場は大きいのですが、少々遠く、「アクセスが不便」との声もあったため、今回は試験的に大分市の中心部で開催をしてみました。今回の会場、「大分文化会館」はまさに大分市のど真ん中で、大分市役所や県庁もすぐそばという立地の良さですが、逆に中心部ゆえ、専用駐車場が無いという難点もあり、今度はご来場者にその点でご不便・ご迷惑をおかけしてしまいまして誠に申し訳なく思っております。また、より良い会場をアンテナをフルに伸ばして探してみますのでどうぞ今回はご容赦下さいませ。(5/27)


主催/大分地区動く美術館親美会
後援/大分市・大分市教育委員会・大分合同新聞社
     NHK大分放送局・OBS大分放送
     TOSテレビ大分・OAB大分朝日放送
     高松塚文化展運営協力委員会
     動く美術館親美会全国連合会(順不同・敬称略)

大分地区親美会・工藤秀明会長様(テレビ大分会長)と降旗三木彦室長様に今回もたいへんお世話になりました。(大分展)


ご存知の方も多いことと思いますが、「大分地区・動く美術館親美会」の会長は、この「テレビ大分」代表取締役会長の工藤秀明さまに、長年お引き受け頂いております。工藤会長は元大分県議会議長もお務めになられ、大分を代表する有識者として広く知られる大変ご高名な方で、政財界でのご活躍はもとより、文化人としても大分の発展に大きく貢献され、まさしく現在の大分をお造りになられたおひとりです。

ご縁がありまして、私どもの文化活動に対しても温かなご芳情を賜りまして、現在も会長として過分のお力添えを頂いております。川島館長も心から敬愛してやまない人格の優れた素晴らしい方です。どうぞこれからも大分のために、いつまでもご健康でご活躍下さいますようスタッフ一同心からお祈り申し上げます。

なお末尾ながら、秘書室長の降旗三木彦さまには、今回も殊のほかお世話になりました。お陰様でこのたびの大分展も心強く運営する事ができました。細やかなお心使いの数々に改めて御礼申し上げます。(5/27)
大分県内への寄贈実績、絵画作品6点、現金350万円に!!(大分展)


今回の大分への寄贈実行により、大分市には計4点の作品が寄贈されたことになります。またこのほかに、これまでに大分県に1点、佐伯市に1点の作品が寄贈されておりますので、大分県内へは絵画作品が合計で6点寄贈されたことになります。
また、現金寄金としての実績は、これまでに大分県の芸術文化寄金や大分市の社会福祉教育寄金、そして佐伯市の教育文化図書資金など、総額で350万円の寄贈を実行して参りましたのでご報告申し上げます。(5/23)


ところで、チャリティー実績のお話をしますと、必ず「ここのご出身なんですか?」とか「どんなご縁があるのですか?」と鑑賞者の皆様から尋ねられます。掲額先の学校についても同様です。他の地域でも私どもがチャリティー活動を続けているという事は案外知られておらず、「寄贈先の対象となる地域は私ども『動く美術館』の開催地域ですので、全国的なもので、プライベートなご縁による寄贈ではないのです。」と説明申し上げると、驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。

私どもも、ついつい他地区の話は控えてしまいがちですが、もっと皆様に、この文化活動の理念、そして真意を広くお伝えして、ご理解を深めて頂けるように一層努力していかなければならないなと、一同深く反省致しておるところです。どうぞ皆様も、その他お気づきの点などございましたらお知らせ頂ければ幸いです。(5/23)
大分市役所で動く美術館より大分市へ絵画目録贈呈式。(大分展)


5月23日、大分市役所にて、このほど動く美術館から大分市へ贈られる大作絵画の目録寄贈式が行われました。大分市長は公務で出張中のため大分市教育長に、寄贈者を代表して川島博、動く美術館長が目録を贈呈致しました。
(5/23)


川島館長と海老原画伯に大分市より市長、教育長連名の感謝状。(大分展)


動く美術館からの絵画目録贈呈式の終了後、市教育委員会の幹部や掲額先の大分市立鶴崎中学校の校長らが居並ぶ中、引き続き、大分市教育長から川島博館長と海老原昭治画伯(代理)の両者に対して、大分市長、教育長の連名による丁重な感謝状を頂戴致しました。(5/23)
大分市立・鶴崎中学校美術部の生徒さんたちが学校代表で来場(大分展)


今回の大分市への寄贈作品の掲額先となる大分市立・鶴崎中学校ですが、学校行事との調整がつかず、今回は川島博館長の講演や掲額作品の披露と贈呈式等の記念行事が開催できませんでした。校長先生も動く美術館の会場に何度も来場され残念がられておられましたが、この5月23日、全校生徒を代表して鶴崎中美術部の生徒さんたちが先生と一緒に来館され、ゆっくりと展示作品を鑑賞されました。
  
川島館長の作品解説に熱心に耳を傾け、他の生徒さんの分までしっかり記憶に留めようと、皆さんとても真剣に作品と触れ合ってくれました。また機会がありましたら、他の生徒の皆さんにも川島館長のお話をぜひ聴いて頂きたいと思います。

“美術”という小さな枠にこだわらないその独特の講話は、保育園・幼稚園児から小・中・高・大学生、一般成人まで、対象に合わせて様々なスタイルに変化し、難しいものとされてきた“美術”を、もっと生活に身近なものとして捉え、誰にでも判りやすく紐解いていくのが特徴で、時に哲学的、倫理的に、また時には子供達と楽しく触れ合ったりと、常に台本無しのアドリブで、その信念や理念を情熱的に伝えます。
 
全国で毎年欠かさず来館され館長のお話を聴講される学校もかなりの数になりますが、会場開催地のみならず、ハードなスケジュールの合間を縫って全国を飛び回る川島館長も今年で76歳。「本当に若々しくお元気すね。」と多くの鑑賞者の方々から驚嘆?の声もしきりです。(5/23)


大分合同新聞にご報道頂きました。(大分展)


大分合同新聞さまが5月19日に会場に取材にこられ、21日に記事として「動く美術館・第10回大分展」を記事掲載頂きました。記者さんの熱心なご姿勢が印象的でした。ありがとうございました。(5/21)
TOSテレビ大分で会期初日からニュース報道。(大分展)


大分展会期初日の5月16日、早々とTOSテレビ大分さまが取材に来館され、丁寧にご取材を頂き、早速、その日夕方のテレビニュース番組でご報道頂きました。テレビ大分さまには日頃より本展に多大なるご理解を頂き、大分での開催時には欠かさずにご報道下さるなど、いつも過分のご高配を賜っております。この場をお借りして心より御礼申し上げる次第です。ありがとうございました。
(5/16)
3年ぶりに開催。第10回大分展(大分文化会館)開幕。(大分展)


延岡展終了のわずか4日後にオープンという異例のハードスケジュールになりましたが、ファンの皆様の声にお応えして、5月16日、3年ぶりに大分で動く美術館が開幕しました。今回は会場も新たに大分市中心部の「大分文化会館」での開催で、8日間の短い会期ということもあり、熱心なファンの皆様にお集まりいただきました。(5/16)

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